ポール エレラ

ヴェネズエラ、カラカス市に生まれる。
ジュリアード音楽院のマスターコースでマーガレット・パーディ、
ルジェロ・リッチ、オーグスティン・デュメイの各氏に師事。
ヴェネズエラ国内では
現在「エル システマ」で話題をよんでいるシモン・ボリバルシンフォニーオーケストラの
創立メンバーとして10年間在籍。アメリカ、ヨーロッパの主要音楽祭ではソリストとしても数多くのコンサートに出演。
1989年、イギリス、ロンドンのロイヤルアカデミーで
ピリオド楽器の演奏法を学んだのち、翌年90年に
オランダ、デン・ハーグの王立音楽院へ留学。
シギスヴァルト・クイケン氏に師事。
96年ソリストディプロマを得て卒業。
これまでに、ラ・プティット・バンド、コレギウム・ヴォカーレ、
リチェルカーレコンソート、カメラータ・デ・カラカスなど、
また室内楽においては、J・E・ガーディナー、アンドレアス・ショル、
ルーシー・ファン・デールなど多くのミュージシャンとともに共演。
南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアで活動してきた。
現在は日本に本拠を移し、バッハコレギウムジャパン
クラシカルプレイヤーズ東京等に参加。
札幌古楽音楽祭では講師として招聘された。
2001年、室内楽グループ、アニマ・コンコルディア・アンサンブルを結成。
トリオソナタのレパートリーに焦点をあて、日本国内、ヨーロッパで活動。
 これまでに桐朋学園大学の講師も務め、後進の指導にもあたってきた。
 
一方、彼は弓製作者としても広く知られている。
弓製作技術をカナダ、ヴィクトリアでマイケル・ヴァン氏に学んだ。
ポール エレラのバロック弓は世界各国の演奏家に親しまれている。